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論文

Recent progress in high performance and steady-state experiments on the Japan Atomic Energy Research Institute tokamak-60 upgrade with W-shaped divertor

草間 義紀; JT-60チーム

Physics of Plasmas, 6(5), p.1935 - 1942, 1999/05

 被引用回数:17 パーセンタイル:50.4(Physics, Fluids & Plasmas)

W型ダイバータ付きJT-60Uにおいて行った高性能プラズマ実験及び定常化実験の最近の成果を報告する。主な成果は以下のとおり。(1)負磁気シアモードにおいて世界最大の等価Q$$_{DT}$$=1.25を達成した。(2)高ポロイダル$$beta$$Hモードにおいて、等価Q$$_{DT}$$=0.16,Hファクター2.2を4.5秒間維持することに成功した。(3)低域混成波(LH)と中性粒子ビームにより輸送障壁付き負磁気シアモードを6秒間維持できた。(4)負イオン源中性粒子ビーム(NNB)入射による駆動電流が600kAに達した。(5)NNB入射によりHモードを生成・維持し電子加熱が有効に行われていることを実証した。(6)低シアプラズマにNNBを入射した場合に約0.1%と低い高速イオン$$beta$$においてもトロイダルアルヴェン固有モード(TAE)が発生し得ることを明らかにした。(7)負磁気シアの内部輸送障壁の物理的解明など、物理研究が大きく進展した。

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